フィルムデュプリケーターをリアル・レゾリューションで試す

  • 2016年05月17日
  • カテゴリ:雑記

たまにフィルムカメラを持って出かけることがあるが、できあがった写真はディスプレーで見たいので、現像に出すとき一緒にデジタル化もお願いしている。新宿のヨドバシカメラではリバーサルフィルムの現像は確か1〜2日くらい。でも、その後のデジタル化に中三日ほど要するので、写真を見られるまで結局一週間以上かかってしまう。

そこで、ペンタックス フィルムデュプリケーター(PENTAX FILM DUPLICATOR)を使ってみた。製品については八百富写真機店さんのサイトに詳細がレポートされているのでそちらに譲るとして、ここでは同じ写真(美ヶ原 美しの塔)を使ってデジタル化サービスと比べてみる。
比較したサービスは、新宿のお店で依頼できる以下の2つ。

HOT ALBUM DVD|ケイジェイ イメージング
料金:35mmリバーサル1シート700円
品質:JPEG約600万画素
注)現在「EZフォトDVD」というサービスに変更されている。

DVD-R StorageDisc | ヨドバシカメラ
料金:1シート目1008円、2シート目以降617円
品質:JPEG約1300万画素

まずは、HOT ALBUM DVD。画素数は最も低いものの、しっかりシャープ。空などノイズが少なく滑らかで綺麗。色合いはマゼンダに色かぶりする癖があるので、フィルムを見ながらLightroomなどで補正することが多いのだが、この写真はそれほどでもなかったので手を加えていない。
0018HotAlbum

こちらは、StorageDisc。色合いはイエローが弱い傾向。空はザラついておりJPEG劣化したようなノイズが目立つものの、解像度は非常に高い。ディテールまでしっかりスキャンされていて素晴らしい。
0018StrageDisk

次に、フィルムデュプリケーターでのフィルムの撮影。
機材は以下のとおり。

PENTAX FILM DUPLICATOR|リコーイメージング
カメラ:PENTAX K-1
レンズ:smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8
フラッシュ:オートフラッシュ AF540FGZ II

フィルムのセットの仕方は、マウントかスリーブかによって異なる。
マウントの場合は、フィルムデュプリケーター付属のホルダーにマウントをセットして、
K1__0766

ホルダーをフィルムデュプリケーター上部から差し込む。
K1__0765

スリーブの場合は、別売のスリーブベースマウントとスリーブホルダー35㎜を使って、フィルムを挟むようにセットして、
K1__0761

全体を横から差し込む。(左)
マクロレンズを付けたカメラを固定して、フラッシュケーブルを繋げば準備完了。(右)
IMG_1317IMG_1316

ところで今回、K-1のリアル・レゾリューション・システム(RRS)で撮影しようと思ったのだが、フラッシュを使うとRRSをONにできないことに今さら気づく。そこで、オートフラッシュに内蔵のLEDを点灯させて(フラッシュを発光させずに)撮影することにした。でかいフラッシュを用意しながらLEDしか使わないとは何とも勿体無い話だが仕方がない。ついでにLEDはカメラのシャッターと同期する必要がないので、フラッシュケーブルも不要になった。

撮影データ:1/30 F5.6 ISO100 WB=太陽光 カスタムイメージ=ナチュラル
フラッシュ:LED 1/1

上がRRS-OFFで下がRRS-ON。いずれもJPEG撮って出しで一切補正をしていない。空が綺麗すぎることを除けば、色合いは元のフィルムに最も忠実だ。
K1__0769K1__0770

比較しやすくするために、中心部分を拡大したものを横に4つ並べてみた。
こうして拡大すると、緑の丘の質感などRRS-OFFとONとでかなりの差が出ている。RRS-OFFの解像感はHOT ALBUMに近く、RRS-ONの解像感はStorageDiscに近い感じ。また、RRS-ONの空のノイズは、StorageDiscよりもだいぶ少ない。(クリックで拡大)
ポジフィルムのデジタル化

フィルムデュプリケーターは、仕上がりはコンシューマー向けデジタル化サービスに遜色無く(いやそれ以上か)、納期や色調整の手間の少なさでは圧倒的に優れている。ただ価格は決して安くはないので、そこをどう見るかが問題か。

PENTAX K-1で魚眼レンズsmc PENTAX-A 16mm FISH-EYEを試す

  • 2016年05月06日
  • カテゴリ:雑記

PENTAX K-1を購入してフルサイズ一眼レフを使うことになったおかげで、長らく防湿庫の奥に眠っていた smc PENTAX-A FISH-EYE 16mm F2.8 を引っ張り出してきた。フィルムカメラからデジタルに移行したのが2007年なので、およそ9年ぶり。

デジタル移行後は smc PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5(APS-Cサイズ用の魚眼レンズ)を使用していたが、数年前にNikonに浮気した際に売却した。その後、PENTAXに出戻ってからは、画質が良いと評判の SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM にした。実際、DA10-17よりもかなり画質は良い。
今後K-1と組み合わせるのはオールドレンズ(A16mm)になるわけで、フルサイズ用レンズとはいえ、比較的新しいSIGMAのASP-C用レンズに勝てないのでは?と考えた。

そこで、公園に行って試し撮りをしてみた。組み合わせは以下の3パターン。
左:K-3 × SIGMA10mm(これまでの組み合わせ)
中:K-1 × A16mm(今後予定の組み合わせ)
右:K-1 × SIGMA10mm(APS-Cにクロップ、一応確認)

比較のために解像度はK-1のFFサイズに合わせた。全て 1/350 F8 ISO100 で撮影したが、A16mmはSIGMA10mmよりも実際の明るさが約半絞り分だけ明るかったので、SIGMAの作例はLightroomで+0.5EVしてある。

写真中央部分の比較。

写真左端の比較。

綺麗な順に並べると、多分以下のとおり。
K-1 × A16mm > K-3 × SIGMA10mm > K-1 × SIGMA10mm
A16mmはオールドレンズながら良く解像しているし、周辺部分の色収差も比較的少ない。
SIGMA10mmはASP-C用のレンズなので不利だったかも。フルサイズ用の SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE ならより良い結果が出るのかも知れない。

HTML5/CSS3のパノラマを全画面表示にする

  • 2012年09月08日
  • カテゴリ:雑記

Pano2VRを使って生成したHTML5/CSS3のパノラマは、フルスクリーンアイコンをクリックしても(Flash Panoramaで作ったパノラマのようには)全画面表示になってくれなかった。

そんなとき、requestFullScreenとcancelFullScreenというAPIを知ったので、Pano2VRで生成されるskin.jsを書き換えてみた。ソースファイルを開いてフルスクリーンアイコンの画像ファイル「fullscreen.png」が出てくるあたりに、「this._fullscreen.onclick=function ()」の記述があるので、この中身を書き換えてみると、Safari, Chrome, FireFoxでHTML5/CSS3のパノラマを全画面表示させることができるようになった。

skin.jsは元々は以下のように書かれているが、この「toggleFullscreen()」がうまく機能していなかったものと思われる。

this._fullscreen.onclick=function () {
me.player.toggleFullscreen();
}

これを、以下のように書き換える。少々長いけれど「MOZILLA Developer Network」のサンプルほぼそのまま。

this._fullscreen.onclick=function () {
// パノラマ表示エリアの要素をelemに代入しておく
elem = document.getElementById(“container”);
// 現在フルスクリーン表示しているかどうかを判別する
if ((document.fullScreenElement && document.fullScreenElement !== null) || (!document.mozFullScreen && !document.webkitIsFullScreen)) {
// 現在ウィンドウ表示なのでフルスクリーン表示にする
if (elem.requestFullScreen) {
elem.requestFullScreen();
} else if (elem.mozRequestFullScreen) {
elem.mozRequestFullScreen();        // Gecko
} else if (elem.webkitRequestFullScreen) {
elem.webkitRequestFullScreen();        // WebKit
}
} else {
// 現在フルスクリーン表示なのでウィンドウ表示にする
if (document.cancelFullScreen) {
document.cancelFullScreen();
} else if (document.mozCancelFullScreen) {
document.mozCancelFullScreen();        // Gecko
} else if (document.webkitCancelFullScreen) {
document.webkitCancelFullScreen();        // WebKit
}
}
}

「requestFullScreen」は、Geckoでの実装だと「mozRequestFullScreen」で、WebKitだと「webkitRequestFullScreen」になる。この「requestFullScreen」は、パノラマ表示エリアの要素のメソッドなのに対して、「cancelFullScreen」や「fullScreenElement」の方はdocument要素のメソッドになるようだ。

Google Maps バージョン3 対応に書き換える

  • 2012年08月01日
  • カテゴリ:雑記

以前から存在は知っていたものの面倒なので放置していたGoogle Mapsのバージョン3。ところがGoogleのページに以下の文言があったので慌てて書き換えた。

注: このページに記載されている Google Maps JavaScript API バージョン 3 は、正式な JavaScript API となりました。JavaScript API バージョン 2 は、Google の廃止ポリシーにより正式に廃止されました。アップデート、拡張された新しいバージョンに、コードを移行することをおすすめします。

書き換えてみると以前はゴチャっとしていたところが奇麗にまとまったりして、確かに進歩しているように感じた。さらに謳い文句には「パソコンと携帯端末の両方で使える地図アプリ」とある。

サイト上のマップ機能で変更した部分は以下のとおり。

  • マーカ(ピン)に山の名前(最初の一文字)を表示するようにした。例えば、雲取山なら「雲」と表示される。
  • 各ページ内でリストされていない山も、灰色でマーカ表示するようにした。例えば「奥多摩」のページの場合、奥多摩の山々は山名付きのオレンジのピンで、それ以外の山々は灰色のピンで表示される。
  • ピンをクリックしたときに表示される吹き出しをクリックすると、その山の個別ページに移って、地図は拡大表示になる。(オレンジのピンも、灰色のピンもクリック可能)

ココログ マイフォト画像のWordPressへの移行

  • 2012年06月19日
  • カテゴリ:雑記

ココログから他ブログにコンテンツを移行するにあたり、問題となるのはココログの「マイフォト」に保存した画像。FTPでまとめてコピーできると楽、でも残念ながら一括操作の機能がない。(他への移転を思いとどまらせるため?)

500枚もあって、一枚一枚開いて保存するのは気が遠くなるので、以下のように移行した。

  1. ブログ管理画面の[管理]→[読み込み/書き出し]で「書き出し(IPv6対応)」を実行する。ブラウザの画面上に全てのコンテンツがテキスト表示されるので、全選択してメモ帳などにコピペして保存(下図)。
  2. Labyrinthe Noirというサイトでリンクと画像の抜き出しツールというものがあるので、これを利用させてもらう。使い方は簡単で、エクスポートしたコンテンツを全選択して、このサイトのソース欄にコピペをし、タグ取得の[IMG]ボタンを押すだけ。画面下方に<img>タグ内のURLだけが抜き出されて表示される(下図)。これを、全選択してメモ帳などにコピペし、保存しておく。このとき、アフェリエイトなど外部サイトの画像URLは削除しておく。
  3. 何でも良いので、画像一括ダウンロードソフトを起動して、2で作ったURLを使って画像を全てダウンロードする。
  4. 唯一ここが面倒で時間がかかるところで、ココログ上のフォルダ構成(年/月/日の名前になっている)に合わせて空のフォルダを作り、ダウンロードした画像を適切なフォルダに入れて行く。
  5. 4のフォルダと画像を、WordPressの wp-contents/upload フォルダ内にコピーする。
  6. 1で作ったテキストファイルを編集し、画像URLのパスを、WordPress上でのパスになるよう一括置換する。
  7. 6で作ったテキストファイルをWordpressにインポートする。

移転先がMovableType系のブログなら、元社長日記さんの記事の手順が参考になりそう。

ココログからWordPress (in LaCoocan) への引っ越し

  • 2012年06月19日
  • カテゴリ:雑記

パノラマギャラリーのホスティングには@niftyのLaCoocanを使っていて、PHPやMySQLがデフォルトで使えるほか、簡単インストーラという機能で、いろいろなCGIプログラムをインストールすることができる。

この中に、WordPressというblogソフトがあったので勉強がてらインストールして使ってみることに。ブログは現在ココログで運用中だが、引っ越しをすれば月450円(税別)のサービス料金を節約できるというわけで早速立ち上げてみる。
URLが変わってしまったので、過去の記事へのリンクを直したりするのは仕方ない。それと、テンプレートはデフォルトのものは少々堅苦しいので色々探していたところ、Webクリエーターボックスさんのが奇麗で気に入ったのでオリジナルのテンプレートが完成するまでの間、暫くはこれを使わせてもらうことにした。

パノラマのFLASHとHTML5/CSS3対応が完了

  • 2012年05月18日
  • カテゴリ:雑記

2007年以降の全天周パノラマでは、最初から複数のフォーマット(QuickTimeVR・FLASH・HTML5/CSS3)で公開しているが、それ以前の古いパノラマ(QuickTimeVRのみ)についても、ようやくFLASHとHTML5/CSS3に対応させる作業が終わった。

古いパノラマは解像度が少々低めなので、折角だからとスキャン画像を再スティッチするところから始めたものの、QuickTimeVR Authoring Studioではそれなりにあっさり繋ってしまう画像も、PTGui Proではそうもいかず膨大な工数になってしまった。(昔は三脚を使わずに手持ちで適当に撮影していたのだが、こういうところにツケがまわってきた。)

数年がかりになったものの、これでようやくQuickTimeがインストールされていないWindows PCや、iPhoneなどでも、全てのパノラマが見られるようになった。

秀麗富嶽十二景 19山のパノラマ

  • 2010年02月18日
  • カテゴリ:雑記

高畑山と倉岳山に行き、これで大月市が秀麗富嶽十二景として選定している19山の山頂からのパノラマが揃った。12景なのに19山あるのは謎だが、内容は、お伊勢山のように近所の丘的な山から結構山深いところにある牛奥ノ雁ヶ腹摺山まで様々。

1番山頂 雁ヶ腹摺山、姥子山
2番山頂 牛奥ノ雁ヶ腹摺山、小金沢山
3番山頂 大蔵高丸、ハマイバ
4番山頂 滝子山、笹子雁ヶ腹摺山
5番山頂 奈良倉山
6番山頂 扇山
7番山頂 百蔵山
8番山頂 岩殿山、お伊勢山
9番山頂 高畑山、倉岳山
10番山頂 九鬼山
11番山頂 高川山
12番山頂 本社ヶ丸、清八山

でも、秀麗富嶽というなら、大菩薩嶺や三ツ峠山といった有名どころが無いのは何故?とうことになるが、これらは大月市内にある山ではなかったのですね。
秀麗富嶽十二景のパノラマはこちら

  • 最近の投稿

  • 検索

  • カテゴリー

  • アーカイブ

  • 山とパノラマのリンク

    • design studio <PENCIL> デザインスタジオ ペンシル のサイト。ブログで取り上げて頂きました。
    • Hi Japan Directory 英語圏の利用者向けに日本を紹介するDirectoryサイト。[Regions and Places] > [Fuji-san] に北岳からのパノラマが紹介されました。
    • Panoramas.dk 世界各地のパノラマをフルスクリーン版で紹介しています。2003年第4週の”FULLSCREEN OF THIS WEEK”で北岳と赤石岳のパノラマが紹介されました。
    • パノラマジャーニー 360度フルスクリーン・パノラマ映像で人、イベント、街、自然の旅を楽しむサイトです。
    • パノラマ写真で見る日本百名山 日本百名山を含む日本各地の山頂からの展望をマウス操作で360度自由に動くパノラマ写真で紹介しています。